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2月15日
桜の森の満開の下→堕落論(坂口安吾)
坂口安吾との出会いは中学1年生のとき。
演劇部の秋の大会の演目として顧問が
「桜の森の満開の下」を脚本になおしてもってきたのである。
中学演劇の内容にしては妖艶で、何故顧問がそれをさせようとしたのか
未だ首を傾げてしまうが(笑)、
単純な私は、その物語の持つ色調の鮮やかさに魅了され、
配役が決まっていたのにかかわらず、
衣装や小道具を勝手に一人で仕上げてしまったのである。
以来、私は演劇の裏方役にはまってしまい、
引退するまで、みんなの嫌がる衣装・小道具・脚本を
一人大喜びで偉そうな顔をしてやっていたのであった。。
(なんとも都合の良い奴だ)
原作を読んだのは高校生の時。
当時は連城美紀彦などが好きだったので
やはりその妖艶で美しい世界にうっとりしていたのだ!
しかし現実とはクールで年を取るにつれ
どんどん自分と向き合っていき、そして根っこを掘るにつれて
妖艶な美しさは自分にはしっくりこないのを知った。
その代わり、ビバ、エレカシ!ビバ、町田康!ビバ、リチャードバック!
となったのさ☆☆
さて、そんな中たまたま本屋で坂口安吾集を見つけ購入。
中に掲載されていた「堕落論」を読んだ。
なるほど。
私がはまったわけだ。。
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