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5月16日
阿Q正伝~弱ムシって誰xx
みなさまもこのタイトルを一度はどこかで目にしたと思いますxx
中国作家魯迅の作品の題名ですが、すごいインパクトですよねぇ!
ちょっとした吐き気を催させるパワーはありますって(笑)
で、またまた今更ながら昨日読みました。。
ちなみに内容はと言うと、
主人公の阿Q(作者が主人公の名前の上に阿がつくが
下がはっきり思い出せずQとした)は
人間のあらゆる弱さを持ったその日暮らしの男で、
その彼の行く末と小さな地域社会を
ユーモア?を込めて辛らつに描く物語ってトコです。。
何がすごいかって、人間の弱さの描き方が作者の鋭い。
横着なウソツキモノで、弱虫なのに強がり、
やっつけられると自分の心もごまかして
すぐに気を取り直す(結果、その場その場に流される)の!
彼を取り巻く、小さな地域社会の偏った感じもすごく指摘してる。
読んでるうちに自分の事のようであり、
まわりの誰かさんの事のようであり、
怖くなったし、しょうがないやつなのに主人公を応援したくなったり。
中国の話なんだけど、とても身近に感じたよ~。
うむ、さすが名作☆☆
さて、私はすごく読書家と言うほどではないけど、
本を読む方で、このブログで紹介した本以外も
まだまだ読んでいますよぅっ☆
ただ、ここに感想を載せるか否かは、
作品の印象が強烈で、かつ、たまたま感想を
ブログに載せてみようかな~って気分だった場合で~す♪
で、この1年間に、ここで紹介した本・作者は以下の通り。
1.太宰治『人間失格』
2.(安部公房『砂の女』)
3.ミンキーモモ『夢の中の輪舞』
4.坂口安吾『桜の森の満開の下』、『堕落論』
5.(へルマンヘッセ)
6.15少年漂流記
7.魯迅『阿Q正伝』
ややっ、ほとんどの作品に『社会に馴染めない』ダメ人間や
『人間の儚さ』が描かれているぞ!!
しかも、自分自身に重ね合わせたような感想を書いている。。
うぐぅ~xx
いやっっ、たまたまぁ~、感想を載せよぉかな~って気分でぇ~♪
そうそう!名作とは人間の真理をつくものだから当然だし~。。(汗)
自分の心をごまかし気を取り直す姿、
阿Qのごとし!!
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