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こども英語・図工クラブ Jumping Kids

静岡県三島市のちょっと珍しい英語・図工クラブのブログ &子育て・アートなどなど

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過去のブログより 幼児に負ける女
3月10日

幼児に『キャラ負け』する女

世の中には『キャラ勝ち』する人がいる。

この『キャラ勝ち』というのは、職場の先輩の言葉を引用したものなのだが、

要は「何も言わなくても、佇まいだけでいきなり尊敬されてしまう」事である。

私は現在こども英会話教室の講師をしているのだが、

この職業では「キャラ勝ち」は結構重要である。

なにせ社会に対する経験が少ないこどもたちは生き抜くために

「なんとなくスゴソウ」、「なんとなく普通」、「なんとなくダメなやつ」

と、六感フル稼働で判断し、そして態度を変える。

常套手段である。尊重しようではないか!

(大人になってもこのレベルで人を判断する人がいるが、それは本物のガキである)

と、言うものの、「なんとなくだめなやつ」、つまり、弱っちい・まだ新人だ

などと評価された場合、授業は大変な事になる。

だから「キャラ勝ち」できる方が初めから授業はうまくいくのだ。

 

しかし私自身に言及すると、生まれ持った性質上

どんなに経験を積んだつもりでも「キャラ勝ち」する事はなさそうだ。

だから仕事を始める時に、

「威圧感を与えず、こどもに近い位置で楽しい授業にしよう」

と決めたのだった。もちろん授業をグチャグチャにはしないつもりで。

しかし、こどもと接し慣れしていない(名古屋のど真ん中で

レイディとオジサンだらけの某金融企業の本社・本部で過ごしていた)上、

威圧感を与えない事で、こどもたちによる洗礼を受けることとなる。

安部公房の小説の中に、

「理想主義者だなあ、先生は。生徒を怖がっているんじゃないですか」

とあるが、まさにその通りという時期もあった。

そんな私も1年、2年、3年と過ぎる内に徐々に

自分なりのこどもたちとの接し方が見えてきたのだ。

「キャラ勝ち」しない私は、こどもに近い位置で、なるだけ彼らの感じ方を

汲み取り重んじるのだ。

悪さをした場合、そうしたのを一番分かっているのは

こども自身である事も多い。それを単に再確認させるのだ。

でも、これは私のスタイルであり、また、3年間過ごしてきて、

お互いの性格を分かっているからできるのだ。

「キャラ勝ち」しない私は、新たな場面で

また同じような事を繰り返すであろう。

 

 

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